着物で観光は疲れる?着方や歩き方のコツをご紹介


普段はあまり着る機会がありませんが、日本文化が色濃く残る京都に来たら着物で観光するのもおすすめです。
しかし、洋服に比べて堅苦しい感じがすることや、歩くだけでも疲れそうで観光を楽しめないのでは、と思っている人も多いのではないでしょうか。
ところが、ちょっとした着方の工夫と歩き方のコツさえつかめば着物でも疲れることなく観光を楽しむことができます。

□楽に着るポイントとは

実は、楽に着るためのポイントはひもと帯を締める位置と締め付けの強さにあります。
着崩れを防ぐために腰ひもなどをつい強く締めてしまいがちですが、日常着ている洋服とは違う部分を締め付けられるので慣れないことや、強く締め付けられて気分が悪くなることが疲れのほとんどの原因です。

着付けをする場合、締めるときに胸のすぐ下を締めると苦しくなってしまうので、胸よりもやや下の位置に帯を当て、帯の上の部分は締めながらも指を入れて少し隙間を作るようにして、帯の下の線を意識するように締めることがポイントです。
ひもについても「ぎゅっ」と締めるのではなく「じわじわ」とゆっくり締めるようにするだけで疲れ方も大きく違ってきます。

□良い姿勢も大切

また、良い姿勢を保つことも大切です。
現代人に多い特徴として「猫背」がありますが、着付けてもらうときには背筋を伸ばして行うものの、着付けてもらった後に猫背になってしまうと息苦しくなり疲労してしまいます。
そのため、疲れた、と思ったら姿勢を正してみると、苦しさや疲れがスッととれてしまうことがあるので覚えておくと役立ちます。

□歩き方も大切

歩き方も大きなポイントです。
普段履いている一般的な靴は、かかとからしっかりと地面を踏みしめるような歩き方ですが、着物は草履を履くこととなるので、いつもの靴と同じように歩いてしまうと足が痛くなってしまいます。

草履での歩き方は、足首を返しすぎないようにして前に蹴り出すイメージで、小さ目の歩幅で草履を引きずるように足の指の付け根から地面に着くような感じで歩くことがコツです。
そして、草履を選ぶときも、底が薄めで鼻緒と底が柔らかい素材のものを選ぶようにすると、足の痛みを軽減して疲れにくくなります。
心持ち内股気味に「八の字」を書くような感じで歩くと立ち姿も美しく見えます。

□最後に

最後にもうひとつ、歩きやすくするためのポイントとして「裾割り」があります。
着付けの後に足を肩幅に開き、裾を左右に開くように膝を軽く数回まげておくと、裾周りの窮屈さが緩和されて歩きやすくなります。
このようにちょっとした工夫とポイントを押さえておくだけで観光を楽しむことができますので、レンタル着物で京都の町を散策してみてはいかがでしょうか。